忍者ブログ
BLOG TOP   TWITTER   HOME
2016.05.21,Sat
いまから半年と少し前、昨年9月くらいから、テニスをそこそこ見るようになった。何らかの拍子で見たガエル・モンフィスの動画が素人目にも分かりやすい「スーパープレー」で、面白い選手がいるものだなーとか思いながらモンフィスの他の動画を探してみたり、モンフィスに限らず他の選手の動画を見たりしているうちに、いつの間にか、のめり込む……というほどではないけど最新の結果やニュースを追うようになっていた。


僕はチーム競技をやっていた人間で(サッカーをあれしていた。もとは父の嗜好によるもの)、その出自からかサッカーや野球などのチーム競技に一定の親しみを持っていたんだけど、一方でチーム競技ならではの残酷さや理不尽さ、例えば自分ひとりのミスがチーム全体に不利益をもたらしてしまったり、逆に自分ひとりが奮起しても必ずしもチーム全体の利益には結びつかなかったりすることについては当時から納得しにくかった。

だからこそ、自分ひとりですべてを背負わなければいけないという点で個人競技に興味を持つようになった。それが2年半くらい前に将棋を始めたきっかけのひとつでもあったんだけど、将棋は将棋で運がまったく絡まないということがつらく(ただ、このつらさは面白さでもある)、加えてちょうどコンピュータ将棋の発展によって棋界まわりに諸々の事象がもたらされている時期と重なってしまったという事情があり、なんとなく将棋に疲れてしまっていた。対局することと観戦することとの両方に。

我ながらまったく体育会系的だと感じることに、競技においては、いわゆる「スポーツマンシップ」を遵守したいと僕は思っている。体育会系出身でない人にこれが何であるのかを説明するのは難しいけど、自分の考えとしては競技者視点では「相手」を、観戦者視点では「競技者」をそれぞれ尊重すること、といった感じ。この「スポーツマンシップ」に関して言えば、棋界まわりにもたらされた諸々の事象は厳しいものであると自分の目には映った。

他方、テニスは紳士のスポーツなどと呼ばれるだけあり(アマチュアの人々がどうであるかはともかく)選手にスポーツマンシップが求められる向きがあって、また観戦者にもそれを賞賛するような風潮があるようだ。あくまで他の競技と比較するなら、というレベルかもしれないけど……それでも競技人口の割には良好に感じる。

こうした事情から、テニスは自分のなかで将棋に代わる個人競技として楽しみになっている(厳密にはダブルスや団体戦もあるけど、基本的な競技性から言えばおよそ個人競技と呼んでいいと思う)。自分の失敗や成功も自身に100%過不足なく返ってくるという世界観は本当に良く、もし小さい頃からチーム競技ではなく個人競技をやっていたら今頃それにどっぷり浸かっていたような気がする。それが良いのか悪いのかはまた別問題だけど。


「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という言葉がある。坊主を憎むあまりに、その坊主が着ている袈裟までもを憎く感じてしまうというような意味合いだけど、自分の経験では「坊主」は憎くないものの「袈裟」が憎いパターン、つまり「そのもの」よりも「それを覆うもの」「それに関係するもの」が憎くなるパターンによく遭遇してきた。これが起こると、袈裟が憎くてどうして坊主に付き合うことができようか、といった感じで結局坊主からも離れてしまうことになる。

もう少しテニスに入れ込むと、例えば自分自身もテニスを始めてみるなどすると、またきっとこれに出くわす時が来る。せめてそれまでは楽しめたらよいなと思うし、できれば出くわさずにやっていけたら嬉しい。なんでもテニスは歳を取っても楽しめるスポーツだということで、運動不足の解消に丁度よさそうなので。


さて、それはそれとして『Top Spin 4』というテニスゲームがある。良く言えばリアル、悪く言えば地味でストイックなゲームなんだけど、これがかなり面白い。ゲーム的な表現がだいぶ省かれており、たとえば動いた方向の逆を突かれたらまずまともに返球できないし、それなりに集中してプレイしないと打つ球が甘くなったり、あるいはアウトになったりする。

ゲームらしく派手で華やかプレーが出来るテニスゲームはそこそこあるけど、こうしたリアル志向のテニスゲームは少なく、そしてTop Spinほど完成度が高いものは他には無い。だけど、このTop Spinに望みたいことがひとつだけある。

ドロップの弾みをもう少し小さくとか、1stサーブ向きの「アドバンスサーブ」はもっと操作がシビアで構わないからスピードが出るようにとか、そういった小さめの要望も無いことは無い。けど、それよりもっと大きな要望がある。「最新版が欲しい」ということだ。

Top Spin 4の発売は2011年春(なお3は2008年、2は2006年)。搭載されているデータは実に5年以上前のものなのだ。BIG4と呼ばれる4人の選手、すなわちロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチ、アンディ・マレーがしのぎを削る時代は、今は昔といった雰囲気になった。

さらに言えば、Top Spin 4に収録されている10人の「現役選手」のうち3人は引退してしまったし、
BIG4についても当時の評価と今の評価には差異がある。マレーはサーブを改善し、ジョコビッチは無尽蔵のスタミナを手に入れて王者として君臨している。一方でナダルは怪我の影響などもあり、少なくとも2011年当時とはプレーの質が変わってきている。そしてフェデラーは昨年末のツアーファイナルでは健在を見せつけながら今年は怪我や体調不良が相次ぎ、まもなく始まる全仏を欠場する旨も明らかにした。

率直なところ、BIG4がBIG4であるうちにもう1作だけでも続編が出てくれたら、という気持ちだ。それに併せ、もし今Top Spin 5が出るとしたら、誰が収録されていたら嬉しいかを考えた。

Top Spin 4に収録されているのは男子選手18人(現役10人、過去の名選手8人)と女子選手7人。このうち、男子選手18人の枠をすべて現役選手に使えるとした場合、自分なら誰を選ぶか、また誰を使ってみたいかを書いた。というか枠の数を考慮せずにやるとひどいことになる。現在のATPランキングを上から「彼は収録したい、彼も収録したい」と思いつつ眺めてたら、31位のルカ・プイユで一瞬判断に迷うまで全員が即断で「収録したい」だったし、そのプイユも結局「収録したい」に分類、そしてプイユ以降にも「収録したい」選手がたくさんいるので「全員収録無理では???」という気持ちになった。

前置きが長すぎたけど、この記事で書きたかったのは以下の部分です。

01. ノバク・ジョコビッチ
02. アンディ・マレー
03. ロジャー・フェデラー
04. スタン・ワウリンカ
05. ラファエル・ナダル
06. 錦織圭
07. ジョー・ウィルフリード・ツォンガ
08. トマーシュ・ベルディヒ
09. ミロシュ・ラオニッチ
10. リシャール・ガスケ
11. ダビド・フェレール
12. ガエル・モンフィス
13. ドミニク・ティエム
14. ジル・シモン
15. ニック・キリオス
16. アレクサンドル・ドルゴポロフ
17. トーマス・ベルッチ
18. アレクサンダー・ズベレフ

枠が限られていると、似たプレースタイルの選手を何人も入れるのは憚られるので、結構難しかった。単にランク順に埋めていくなら例えばジョン・イズナーなども入れるべきなんだけど、あまりビッグサーバーが増えすぎても選手選択に幅が出ない。だから、まず絶対に外せない選手を決定して、彼らのプレースタイルを補間していく形で他の選手を入れていった。あと左利きおよび片手バックハンド使いが少なくも多くもなりすぎないくらいに。

BIG4はまず確定として、そのBIG4に対抗し得るワウリンカや錦織は欠かせない。かつてBIG4の牙城を崩すかに見えたフアン・マルティン・デル・ポトロについては、迷ったけど、復帰の途上にある現状の彼を収録するのは少々ためらわれるので省略。

いま5を出すなら、みるみる頭角を現しているティエム、キリオス、ズベレフの若手3人は収録したいところ。クラシカルなティエム、モダンなズベレフ、剛柔自在のキリオスは、外見の印象も含めてそれぞれ異なるタイプの選手だし、これからに期待する意味でも入れてみるのが面白い存在だと思う。彼らの反対には、精神面や体力面においてタフで粘り強い中堅〜ベテラン選手、フェレールやシモンを対置してみたい。

豪快かつ器用で爆発力のあるツォンガと、オーソドックスで安定感のあるベルディヒ。この2人は突出した何かを持っているというよりは総合力の高さが特徴なので、ゲームの選手選択の幅を広げるという視点では収録するべきかどうか悩むところではある。かと言ってフェリシアーノ・ロペス、ジャック・ソック、ファビオ・フォニーニなどより優先順位が低いかといえば、そうではないと思う。いや、でも好調のダビド・ゴファンや、逆に不調だがポテンシャルは高く華もあるグリゴール・ディミトロフとの比較になると何とも言いがたくなる。……最終的には「さすがに世界ランク1桁台の選手をスルーするのはどうか」という気分になったけど、ここは単に好みかもしれない。

3で収録されながら4では収録されなかったモンフィスに関しては、4のキャリアモード(オリジナル選手育成モード)で再現を図ろうとしても、成長システムの都合上それが難しいという問題があった。足の速さと力の強さを両立させられないシステムだったためだ。もしキャリアモードの仕様を変更しないなら、再現の難しいモンフィスはあらかじめの収録を望みたい。

そして強力なサービスが武器のラオニッチ、一撃必殺の片手バックハンドを持つ戦術家ガスケ、優れた運動神経と独特の感性で気ままなテニスを展開するドルゴポロフ、クレーコーターで南米出身のベルッチ。この4人を加えて、全18人。胸を張って「これがベストだ」とは言えないけど、この人選であれば選手それぞれに個性があって、ゲームのプレイヤーも楽しめるんじゃないかなと思う。


ちなみに個人的には、BIG4ではマレー、その他ではガスケやシモンが好きだ。神経質っぽさを感じられる選手が好みなのかしれない。奇しくもこの3人は皆ヘッド社製ラケットの使い手。もしこれから自分がテニスを始めるならラケットが必要になるけど、どうせなら彼らが使っているメーカーのものを買ってみたいから、ヘッドの電子カタログを見て憧れるなどしている。
PR
最新記事
122
(11/13)
(09/23)
(05/29)
プロフィール
名前: 赤井
やっています。
ブログ内検索
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]